退職するにあたり、やるべきことを整理しよう。もし退職をなかなか決められない場合も、具体的な手続きを知ることで心の準備になるだろう。

家族に相談し、勤務先がブラック企業であることを伝える

退職を決断したら、まずは家族にそのことを伝えないといけないだろう。できれば事前に相談するようにしたい。当然、生活が大きく変化することになるのだから、家族の不安を取り除くためにも伝えておこう

反対されるかもしれない。退職による家計の負担、生活の変化…。家族も当然心配になるだろう。その不安を和らげるためにも丁寧な説明が必要だ。

ブラック企業がどんなものなのか、家族が知らないこともあるかもしれないので、まずはブラック企業がどんなものなのか理解してもらおう

親御さん世代に仕事を辞めることを伝えると、「がまんが足りない」「仕事とはつらいもの、そんなことではどこに行っても通用しない」などと言われるかもしれない。過去はそのように会社に忠誠を誓い、生活のすべてを捧げることで報われていたこともある。理不尽なことを会社や顧客から要求されても耐えて耐えて応えることで大きく成長し、出世という報酬を得られることもあった。しかしブラック企業ではそういうことは望めない。ブラック企業は人を使い捨てることを前提になっているのだ。厳しい状況で使い続けて潰すことをためらわないのだ。

「仕事はつらいもの、もっとがんばれ」と言われたら、以下のようなポイントで伝えてみよう

  • 職場はいわゆるブラック企業であること
    (「ブラック企業」という単語は知っているかもしれないのでまずはこのことを伝えよう)
  • 職場の同僚は次々に辞めていっていること
    (1年でどの程度辞めていったか、などの具体例を伝えられるとベスト)
  • 長時間労働であるにも関わらずそれに対する報酬が不十分なこと
    (実際に給与明細を見せてはどうだろうか)
  • 給与が上がる見込みがないこと
    (先輩からの情報などがあるといいだろう)

守らなければならないのは心身の健康

あなたの収入が世帯収入の柱である場合は、さらに状況は難しくなるだろう。家族のためにもう少しがんばってみようと考え、家族もまたそれを望んでいるかもしれない。

しかし最も優先させないといけないのは心身の健康である。それを損なってしまっては家族を守ることもできない。万一、心の健康を損ねるようなことになれば、改善には時間がかかる。そうなってはますますあなたの家族の状況は厳しくなる。最悪の場合生命に関わるようなこともある。そのことを家族と共有しよう。