辞めたいと思っても、辞めない人も…

自社がブラック企業であることを確信しても、すぐに退職を決意しない人もいる。

現状の待遇が悪く、会社の未来も明るくない…しかし、そういう環境から脱出しようとしない。これ合理的な行動ではない。ブラック企業とわかっていても在籍し続けるのはなぜなのだろうか。

ブラック企業を退職しない理由(1)次の仕事を探す時間的な余裕がない

おそらくこれが理由の人が多いのではないだろうか。

実際にブラック企業に勤務していると、時間的な余裕はほぼない。毎日深夜まで働き、休日出勤もある。休日がとれたとしても、平日の疲れで休日は1日寝てしまう…そんな生活のなかでは、就職活動に時間を割くことは難しいからだ。就職活動を始めようという気力すらもなくなっていることもあるだろう。

大変厳しい状況であることは間違いないが、まずは何らかの行動を移すことが必要だろう。

実際の面接に赴く時間を作れそうもなくても、まずは情報収集だけでも着手してはどうだろうか。現在の転職活動は、Webの求人サイトを使うことがほとんどである。まずはそういったサイトを訪れて、求人情報を見るだけでも、次の一歩として十分だろう

ブラック企業を退職しない理由(2)お客様や残る社員に申し訳ない

経営に対して不満はあっても、担当しているお客様や残る社員に申し訳ない、と感じることもあるだろう。実際に真面目に仕事をしている人であればあるほど、そういう気持ちになることは十分に考えられる。

しかし大変残念ながら、その真面目さにつけ込まれているという考えもできる。その責任感の強さ、仕事をきちんとやりたいという気持ちに「がんばってくれよ、これも頼むよ」と次から次へと仕事を頼まれる状況が続いてしまう。ブラック企業は社員の真面目な気持ちに甘えているといってもいいだろう。

ブラック企業のそういった期待に応え続けても、決して報われることはない。お客様や仲間を大切に想うことはすばらしいことであるが、自分自身が壊れてしまってはそれを続けることもできない。自身が置かれている環境について、一度立ち止まって考えることが必要だろう。

ブラック企業を退職しない理由(3)次の仕事が見つかるかどうか不安

確かに、雇用について悪いニュースばかりが耳に入ってくる。そういった情報に触れていると、最低限の暮らしができている現在の方がいいのではないかと感じてしまう気持ちもわかる。

しかしまずは行動を起こしてみよう。現在の自分の状況が本当に自分のためになっているのか、冷静に見つめ直そう